日考塾〜憲法とは即ち歴史である

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日本の原則とは何か

日本の原則とは何か記事一覧

天皇とは何か

 結論から言えば、天皇とは、日本そのものになります。 まず天皇を考えたときに、今の考え方であれば、日本の象徴あるいは元首や君主と認識すると思います。確かに一面の事実として、当てはまることになります。しかし説明としては不十分といえます。 では日本そのものとは何かといえば、天皇という存在が万世一系という...

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万世一系とは何か

 結論から言えば、万世一系とは、一つの系統になります。 君主の系統の中で、万世一系の君主とは日本の天皇以外世界には存在しません。それは現在のイギリス王室やスペイン、スウェーデンなども同様です。 イギリス王室で考えますと、エリザベス2世はウィンザー朝という王朝になります。つまりウィンザー朝自体は一つの...

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国体とは何か

 結論から言えば、国体とは、国の形や国家体制になります。 では日本はどんな国の形あるいは国家体制なのかといえば、天皇を中心とした国家になります。それは日本の歴史、伝統、文化の一つとして貫かれているためです。ではなぜ天皇が中心とした国家なのか、それは天皇が歴史的に、統治を行ってきたからになります。 天...

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シラスとは何か

 結論から言えば、シラスとは、統治になります。 天壌無窮の神勅において「皇孫(すめみま)就(ゆ)きて治(しら)せ」という文言があります。これは、天皇の系統が統治していくいう意味になります。 これが表題にあるシラスということですが、シラスとは「知らす」あるいは「治らす」、「統らす」ということであり、知...

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君民共治とは何か

 結論から言えば、君民共治とは、天皇と民によって日本が治められることになります。 これは神話の代から今日までほとんど変わることがない原則といえます。君民共治を表すエピソードが日本書紀においてあります、仁徳天皇の“民のかまど”の話になります。聖帝と言われた天皇 古事記や日本書紀に出てくる第16代天皇と...

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おおみたからとは何か

 結論から言えば、大御宝(おおみたから)とは、天皇の民になります。 天皇の民とは何かといえば、君主によって支配される民ではなく、天皇の赤子として大切にしていく民になります。仁徳天皇の“民のかまど”のエピソードのように、民が困っていれば、ないがしろにするのではなく、天皇の赤子として扱うようにしています...

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日本はどのように始まったのか

 古事記や日本書紀の一番初めの部分に以下の文があります。「天地(あめつち)初めて發(おこ)りし時、高天原(たかまのはら)に成りし神の名は、天之御中主(アメノミナカヌシ)の神。次に高御産巣日(タカミムスビ)の神。次に神産巣日(カミムスビ)の神。此の三柱(みはしら)の神はみな独神(ひとりがみ)と成り坐(...

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日本の歴史に一貫しているものとは

 日本には長く続く歴史があります。まず日本は、古事記の上巻に記された神話、中巻に記された伝説、そして下巻から歴史が始まります。 歴史の中の一貫した秩序とは、天皇になります。古事記には、皇祖神である天照大神や、奈良の地に初代天皇にあたる神武天皇が即位するなど、そして初代から今日の第125代今上天皇まで...

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日本の建国神話をどう見るか

 よく言われることですが、日本の神話は事実ではないから、取り上げることをしません。学校教育では教えないということが現在ではありますが、事実であるかが重要なのではなく、現在までどのように伝えられ、日本という国を考えてきたのかが重要なことになります。 日本には神話から伝説そして古代があり、中世、近世、近...

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天孫降臨に際しての神勅

 天孫降臨とは、天照大神の孫つまり皇孫である邇邇芸命が高天原から、葦原中国つまり日本を治めるために天降ることになります。天孫降臨に至る際に天照大神は邇邇芸命に神勅を下しています。以下は古事記に出てくるものになります。「この豊葦原水穂國(とよあしはらのみずほのくに)は、汝(いまし)知らさむ國ぞと言依さ...

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日本とはどんな国か

 結論から言えば、日本とは、天皇を中心とした君民共治の国家になります。しかし他の項でも述べていますので、他の特徴になります歴史が長い国としての日本、自然豊かで色々な文化が地方にある国という視点でお話をしてみたいと思います。 まず日本人はどのような特性を持っているか。他者を敬い、自然と調和しながら生き...

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国文学としての古事記

 古事記は一つの文学作品でもあります。国学者で有名な本居宣長は、古事記伝という古事記の註釈書を記すために、古代の大和言葉を丹念に遡り、研究し、現在に残しました。 宣長以前は日本書紀の方が圧倒的に評価が高い時代が続きましたが、朱子学や蘭学が多く学ばれている中、本居宣長などの国学という学問が現れていきま...

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柴野栗山が詠んだ歌について

 柴野栗山(しばの りつざん)と読みます。江戸時代の寛政の三博士の一人と言われる人物がいました。この人は寛政4年に神武天皇の御陵にお参りし、荒れ果てた姿を見て以下の歌を詠みました。『遺陵(いりょう)、わづかに路人に問いて求む、半死の弧松(こしょう)、半畝(はんぽ)の丘、聖神ありて帝統を開きたまはずん...

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国家とは何か

 他のページにおいて日本の国柄や国体について話していますので、こちらは近代国家の要件になります。まず国家を定義するとしたら、言語、歴史、伝統、文化など過去から現在未来に至るまでの連続した価値観を共有する人々によって作られる社会的共同体であると私は考えています。美濃部達吉の憲法撮要において、国家の本質...

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主権とは何か

 よく使われる主権という言葉になりますが、ラテン語のsuperanus(シュペラーヌス、より高い)という語に由来しています。 フランスのジャン・ボダンという政治学者が述べた言葉になりますが、ヨーロッパ中世社会は、今の時代とは異なる社会であり、端的に言えば、国王や領主がいて領民がいる中で、国王や領主で...

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統治権とは何か

 結論から言えば、統治権とは、現在の学説からは主権であり王権になります。しかし日本においての統治権とは、シラスになります。主権とは何かにおいて述べていますが、まず王権を持つ国王が、その国の領土そして人民を統治します。フランス絶対王政の時代のような絶対的権力を持つことになります。 では日本においての統...

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君主国とは何か

 君主国とは、君主が存在している国になります。この場合の君主とは、その国の歴史、伝統、文化に基づく権威が伴っており、地位が世襲であることが君主国になります。 イギリスについては、イギリス国王はもちろん定義された権能を持つ君主になります。戦後になってからの日本では、日本は君主ではないが象徴ということを...

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共和国とは何か

 共和国とは、君主が存在しない国家になります。つまり国家の最高の意志を一人の人によらないことになります。 国家の最高の意志が一人によらず、一部の人達あるいは多数の人達による二つの体制があります。一部の人達による体制を貴族政あるいは寡頭政といいます。歴史的に見れば古代ローマ共和政やヴェネツィア共和国が...

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国家と政府の違い

 国家と政府には明確な違いがあります。 国家とは、主権があり国民がいて領土があると近代国家における定義では言われています。近代においては、近代国家の定義に当てはまらない国も多くありました。例えばユダヤ人になります。今では、イスラエルという国家がありますが、第二次世界大戦前では、国家がありませんでした...

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「神は死んだ」という言葉をどのように捉えるか

 国家と政府の違いは別のページで述べていますが、近代哲学の中にニーチェという哲学者が、興味深い表現をしています。それは「神は死んだ」という表現になります。 まずキリスト教の聖書において出てくる言葉として「神の国」という表現が出てきます。この神の国とはどういうものなのか。それは、神の国とは、死後にある...

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君主の3つの権利

 君主には、3つの権利があります。専制君主国の君主は別として、立憲君主国の君主は、憲法によって君主大権が制限されますので、公に関与する事はありません。これに関与することになれば、立憲政治ではなく専制政治に繋がりますので、おいそれと関与することは出来ません。 立憲君主のあり方や近代憲法については、イギ...

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上皇とは何か

 中学や高校の日本史において上皇という言葉が出てきます。上皇とは何かといえば、皇位を譲位して後継者に譲った、譲位元の天皇に贈られる尊号になります。正式には太上天皇といいます。とくに白河上皇や後鳥羽上皇など院政を布いていた時代に多く出てきます。始まりは、持統天皇が文武天皇に皇位を譲位した時からになりま...

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院政とは何か

 院政という言葉は、現在でも政治の場でよく耳にする言葉かと思います。田中角栄や竹下登などです。 院政が行われたのは平安末期から鎌倉前期にかけてになります。現在の天皇も同様ですが、天皇が現実に政治を行うことは歴史的に見ても稀であり、政治を行う代行者がいました。平安時代といえば、藤原氏による摂関政治の時...

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主君押し込めとは何か

 平安末期から鎌倉初期において、主君押し込めということが行われます。主君とは、院政を行っていた上皇になります。もし主君を殺害してしまえば、“王殺し”として汚名が残るほか、権力基盤が揺らぐことにもなります。主君押し込めとは、最高権力者を武力で脅迫、拉致、監禁し、幽閉や軟禁状態にしておき、その間に押し込...

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後光厳天皇の即位について

 後光厳天皇とは、南北朝時代の北朝4代の天皇になります。 まず後光厳天皇が即位する前に、1352年(正平7年)に事件が起こりました。それは、治天の君である光厳上皇、光明上皇、崇光上皇と皇太子直仁親王が南朝側に拉致されるという事件になります。さらに後醍醐天皇が偽器であると主張していた北朝の三種の神器ま...

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女系天皇の先例はない

 女系天皇の先例は、天智天皇と元正天皇である。これを女系天皇の先例と言う人がいます。しかし、実際には女系天皇であると同時に男系天皇になるため、女系天皇の先例には該当しません。 まず天智天皇の父親は、第34代舒明天皇になります。そして母親は、先帝である第37代斉明天皇になります。斉明天皇の父親は茅渟王...

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天皇、皇帝、天子の区別について

 天皇は、その役割に応じて呼び方が変わります。現在では、天皇という呼び方のみになりますが、律令法時代では、天皇という呼び方は、内政上においての呼び方になります。この呼び方は明治においても同様になります。 対外においては、皇帝という呼び方になります。律令法時代からになりますので、隋や唐の皇帝というよう...

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国体変更が出来るのは誰か

 まず国体変更が出来るのは、天皇になります。それも個人としての天皇ではなく、歴史、伝統、文化を体現する存在としての天皇にのみ出来ます。帝国憲法においては、制定者である伊藤博文を始め、主要学者である穂積八束や上杉慎吉の学派、天皇機関説問題で争った立憲学派の美濃部達吉、京大学派の佐々木惣一、最後の枢密院...

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