日考塾〜憲法とは即ち歴史である

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国体とは何か

 結論から言えば、国体とは、国の形や国家体制になります。

 

 では日本はどんな国の形あるいは国家体制なのかといえば、天皇を中心とした国家になります。それは日本の歴史、伝統、文化の一つとして貫かれているためです。ではなぜ天皇が中心とした国家なのか、それは天皇が歴史的に、統治を行ってきたからになります。

 

 天皇が統治を行っているとは、神話から伝説、大和時代から連綿と続く歴史の中において、確かな部分としてその時々の民に認識されていたといえます。つまり天皇を統治者として認め、その歴史が続いていたということになります。

 

 国体を英語で言うと、Constitution(コンスティテューション)という言葉になりますが、また憲法も英語で、Constitution(コンスティテューション)になります。どちらの意味としても、国の形や国家体制になります。

 

 天皇が統治者の立場にいる所以としては、皇祖神である天照大神(アマテラスオオミカミ)が皇孫の邇邇芸命(ニニギノミコト)に出した神勅にあります。

 

「葦原千五百秋之瑞穗國、是吾子孫可王之地也。宜爾皇孫、就而治焉。行矣。寶祚之隆、當與天壤無窮者矣。」
(日本書紀第二神代下第九段一書第一)
読み下し
「葦原(あしはら)の千五百秋(ちいほあき)の瑞穂の国は、是れ、吾(あ)が子孫(うみのこ)の王(きみ)たるへき地(くに)なり。
宣(よろ)しく爾(いまし)皇孫(すめみま)就(ゆ)きて治(しら)せ。
行(さまく)矣(ませ)。宝祚(あまつひつぎ)の隆(さか)えまさんこと、当(まさ)に天壌(あまつち)と窮(きはま)り無けむ。」

 

 訳すと、「葦原の千五百秋の瑞穂の国」とは、秋になると稲穂が良く育つ葦原の国つまり日本になります。「皇孫就きて治せ」とは、皇孫が統治すること。そして天孫が継いでいく限り、この正しい系統が栄える限り、天と地は永遠に行き詰ることはないとは、天皇の系統つまり皇室が栄える限り、永遠に日本が栄えていくということになります。

 

 神話だから学術的ではないとか、本当にそんなことを言ったのかではなく、日本の歴史の中で大切に守られ、続けられてきたことに意味があります。そして「皇孫就きて治せ」の「治せ」とは、天皇の統治のあり方を表している重要な言葉になります。

 

 ここまでまとめると、国体とは、国の形や国家体制であり、日本はどんな国の形なのかと言われれば、天皇を中心とした国家になるといえるわけです。

 

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