日考塾〜憲法とは即ち歴史である

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おおみたからとは何か

 結論から言えば、大御宝(おおみたから)とは、天皇の民になります。

 

 天皇の民とは何かといえば、君主によって支配される民ではなく、天皇の赤子として大切にしていく民になります。仁徳天皇の“民のかまど”のエピソードのように、民が困っていれば、ないがしろにするのではなく、天皇の赤子として扱うようにしています。

 

 また百姓のことを大御宝と呼んでいました。日本人は農耕民族であり、天皇自身も現在の皇居の中に田んぼがあり田植えから行っています。そのことに関する天照大神の神勅は以下のようになります。

 

斎庭(ゆにわ)稲穂の神勅 以吾高天原所御齋庭之穗、亦當御於吾兒。
(日本書紀卷第二神代下第九段一書第二)
読み下し
「吾(あ)が高天原に所御(きこしめ)す斎庭の穂(いなほ)を以て、亦(また)吾が児(みこ)に御(まか)せまつるへし。」

 

 訳すると、高天原にある神々へ捧げるための神聖な稲穂を与えますので、天皇の子孫が地上で育て民を養いなさい。という意味になります。実際に皇居に田んぼがあり田植えから始まり、11月には大嘗祭(だいじょうさい)や新嘗祭(にいなめさい)として、夜通し祭祀を行っています。百姓を大御宝とするのは、農事を大切にしているところからきていますが、農事以外にも他の職種においても百姓であり、百姓(おおみたから)と言われます。現在の意味の百姓が、農事の意味となったのは明治時代になってからになります。

 

 ここまでまとめると、大御宝(おおみたから)とは、現在の日本人を含めた、天皇の赤子として大切にしていく人々になります。

 

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