日考塾〜憲法とは即ち歴史である

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日本の建国神話をどう見るか

 よく言われることですが、日本の神話は事実ではないから、取り上げることをしません。学校教育では教えないということが現在ではありますが、事実であるかが重要なのではなく、現在までどのように伝えられ、日本という国を考えてきたのかが重要なことになります。

 

 日本には神話から伝説そして古代があり、中世、近世、近代、現代と連綿と歴史が続いています。その日本の国の中で一つの柱が存在していることに気が付いてくると思います。つまり天皇になります。

 

 古事記や日本書紀において、伊邪那岐神(イザナギノミコト)と伊邪那美神(イザナミノミコト)が初めての夫婦となり、国を造っていくことになります。そして天照大神(アマテラスオオミカミ)という日の神が現れます。日の世界を知ろしめす神であり皇室の皇祖神になります。その天照大神から宮崎県高千穂において天孫降臨する邇邇芸命(ニニギノミコト)がおり、その孫にあたる神武天皇が東征し、奈良の地で治めました。このように神話から伝説へと繋がり、日本書紀などを始めとする歴史書に国史として編纂がされていきます。その流れの中に現在があります。現在の天皇は神武天皇から125代目の天皇に当たり、皇統が一つ、つまり万世一系として保たれてきたことで現在があります。

 

 日本の神話に対して海外も多く神話があります。例えばギリシア神話、ローマ神話、ゲルマン神話などありますが、現在では日本と違い続いていません。また現在のギリシアは古代のギリシア人ではありませんし、現在のマケドニアは古代の英雄アレクサンドロス大王の末裔でもありません
 ヨーロッパについては、古代ローマが繁栄をしていましたが、後期に入りゲルマン人の大移動によって、多くの人達が、ローマ帝国内に入り込むことになります。その後、すでにローマにおいて国教として認められることになったキリスト教による中世キリスト社会が築き上げられることになり、ここでギリシャ神話やローマ神話から続いてきた歴史が消えることになりました。

 

 しかし日本は神話からずっと続いている。それは、天皇の系統でいえば天照大神であり、日本人も古事記に出てくる神々が祖神となっていたりもします。事実か事実でないかで日本の建国神話を勉強しないのではなく、日本とはどのような国柄なのかを考え、そしてまたのちの世に伝えていくためにも、知らなければならないものになります。日本の建国神話から続く歴史の連続性を感じつつ、国家のあり方や憲法、政治そして教育を行っていくことで、未来に繋がります。ここで仮に止めてしまえば、日本が日本ではなくなるということになります。日本の国の中で一つの柱が連綿と存在している事実、これを知る必要があります。

 

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