日考塾〜憲法とは即ち歴史である

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日本とはどんな国か

 結論から言えば、日本とは、天皇を中心とした君民共治の国家になります。しかし他の項でも述べていますので、他の特徴になります歴史が長い国としての日本、自然豊かで色々な文化が地方にある国という視点でお話をしてみたいと思います。

 

 まず日本人はどのような特性を持っているか。他者を敬い、自然と調和しながら生きる精神性。多様な価値観を包み込む精神性。技術の洗練と改良を繰り返す粘り強さ。これらの特性を持っているといえます。そして日本は四季と地形の変化に富んだ美しい国でもあります。自然は恵みを与えてくれて、時に猛威を振るうこともあります。その自然に、我々日本人は敬いそして恐れの対象として見てきました。

 

 古事記には、多くの神々が出てきます。また神道の原点は、自然崇拝、草木山川あらゆる自然万物に神が宿り、その恩恵によって生かされているといえます。日本人は、自然に対し畏敬と感謝の念を捧げ、現在も同様であり、それが神道の原理になります。神道の用語に、中今(なかいま)という言葉があります。「歴史的に継続している今」という観念であり、連続した命をいただいている「今」を精いっぱいに生きることが何より大切というものであり、生命観や自然観すべてを包含した深い日本人の教えでもあります。

 

 日本人は、「今この一瞬」を常に繰り返し、常に新しい命を甦らせ、重ねていくことに永遠性を感じている民族といえます。日本人は神をどのように考えてきたか、国学者で有名な本居宣長の古事記伝において、日本の神を定義づける記述があります。

 

「凡て迦微(カミ)とは、古御典等(いにしえのみふみども)に見えたる天地の諸(もろもろ)の神たちを始めて、其を祀れる社に坐御霊(みすみたま)をも申し、又人はさらにも云ず、鳥獣木草のたぐひ、海山など、其余(そのほか)何にまれ、尋常(よのつね)ならず、すぐれたる徳(こと)のありて、可畏(かしこ)き物を迦微とは云なり。」
「すぐれたるとは、尊きこと、善きこと、功(いさし)しきことなどの、優れたるのみを云に非ず。悪きもの奇しきものなども、よにすぐれて可畏きをば、神と云なり。」

 

 優れていること、尊きこと、善きことだけではなく、悪しきこと、妖しきことも神に属するもので、まさに自然と調和する日本とは、定義づける神が他の国々とは違う点にもあるということになります。

 

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