日考塾〜憲法とは即ち歴史である

このエントリーをはてなブックマークに追加

氏族性時代の統治権について

 明治における天皇は、統治権の総攬者として、統治に関する権力の源泉となっています。そして日本国憲法においても内閣総理大臣の任命や最高裁判所長官の任命など、今なおその役割を担っています。ここでは、帝国憲法が出来る前の時代ではどうだったのかを見ていきたいと思います。

 

 始めは、氏族性時代という時代、これは大化の改新以前の時代で、天皇と有力な氏族による時代でした。
その頃から、天皇は以下のような役割そして権限を持っていたといえます。

 

・神事大権
 諸氏族の嫡宗として天神の祭祀を行うことになります。
・兵馬外交大権
 諸氏族を代表して宣戦や講和を為すことになります。戦争を行うには天皇の詔旨によることになります。
・族制大権
 神意を承けて諸氏族を治めること、天皇は新たに氏族を作ったり、廃止したりする。そして氏族との間に起こる争訟を裁断し、氏族の秩序を害する者がいるときは、その資格を奪うことが出来ます。

 

 これが氏族性時代における統治権といえます。古事記において、天孫降臨をする際に様々な神々が天降ることになります。その際の神々が氏族の祖先となります。同一氏族に属すその家族は、同じ業務に従事することが決まっています。さらに氏族の中に支配されている多くの家族がいます。大化の改新前ではそのような時代となっていました。

 

この記事はお役に立ちましたでしょうか。
この記事が誰かの役に立ちそうだと感じて頂けましたら、下のボタンから共有をお願い致します。


日考塾 所信 日考塾概要 お問い合わせ 参考文献