日考塾〜憲法とは即ち歴史である

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立憲政体樹立の詔とは

 大久保利通が明治6年「大久保参議起草政体に関する意見書」において述べられたことを基礎として、漸次、立憲政体を構築する上で、立法機関に当たる元老院と司法機関に当たる大審院を置くこと、さらに地方行政を制度化することで中央集権体制を確立していくことになるという内容の詔書が発布されることになります。
以下が内容になります。

 

明治八年四月十四日

 

朕即位の初首として群臣を会し五事を以て神明に誓ひ国是を定め万民保全の道を求む幸に祖宗の霊と群臣の力とに頼り以て今日の小康を得たり顧に中興日浅く内治の事当に振作更張すへき者少しとせす朕今誓文の意を拡充し茲に元老院を設け以て立法の源を広め大審院を置き以て審判の権を鞏くし又地方官を召集し以て民情を通し公益を図り漸次に国家立憲の政体を立て汝衆庶と倶に其慶に頼んと欲す汝衆庶或は旧に泥み故に慣るること莫く又或は進むに軽く為すに急なること莫く其れ能朕か旨を体して翼賛する所あれ

 

 特筆することとして、「五事を以て神明に誓い」とは五箇条の御誓文を確認しているものであり、そこに連続性があます。さらに「誓文の意を拡充」とは五箇条の御誓文の意味を拡充するということで、それにより、立憲政体を構築していくことになります。

 

 このように王政復古の大号令によって、御一新された日本の国家体制が、五箇条の御誓文後、立憲政体樹立の詔によって続いていくことになります。

 

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