日考塾〜憲法とは即ち歴史である

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言霊を考える

 井上毅は、言霊という題目の始めに「古言を吟味することは、一つの歴史学なり」ということを述べています。

 

 古言を古事記や日本書紀などを始めとして、定義付けを行っています。その言葉は、他のページでも出ているシラスとウシハクになります。まずヨーロッパや支那の歴史を見れば、土地と人民との二つの原質を備える国を支配するということを言われています。支那は、国を我が物にし領分にし、手に入れます。ヨーロッパの占領(occupied、オキュパイド)は、やがて奪うという意味であり、どちらも支配する意味合いと述べています。そして井上毅は、「汝が宇志波祁流(うしはける)葦原中国は、我(あ)が御子の知らさむ国と言依(ことよ)さし賜いき。」という古事記の文から、ヨーロッパや支那はまさにウシハク国ということを述べています。

 

 しかし日本は、「我(あ)が御子の知らさむ国」、つまり天皇が日本をシラス国であり、連綿と続く統治の仕方になります。シラスとは、人々の知らせを聞いて治めるになります。シラスとウシハクについては、「雲泥水火の差がある」と述べています。

 

 皇祖伝来の御家宝は、国をシラスという言葉で、国を知り国を治らす。御国の国家成立は、君民の約束ではなく、君徳であるということになります。

 

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