日考塾〜憲法とは即ち歴史である

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法案審査のスケジュールについて

 各省庁から始まり、省内での協議が進むと、各省折衝と族議員への根回しとして与党対策が行われます。
その後予備審査を経て、閣議請議として内閣官房に送られ、閣議にかける手続きが進み、内閣法制局の審査は、請議された法案が内閣官房から法制局へ送付されて行われることになります。その後、内閣官房に回付し事務次官等会議、そして閣議となります。

 

 閣議後、国会への審議に入ります。法律案の審議は、法文として完璧性を誇り、すでに与党とは綿密に調整済みのため、国会では与党議員は法案を通すための「採決要員の機械」に過ぎません。そのため野党は法案議論よりも国会会期末を狙ったスケジュール闘争になり、まともな政策や法律議論になりません。

 

 法案審査のスケジュールについては以下のようになります。
6月頃 次年度予算の概算要求の作業開始。法案の検討スタート
8月末 概算要求書を大蔵省へ提出。予算関連法案の概要を内閣法制局へ送付。
9月20日 次期通常国会提出予定法案の件名・要旨を内閣参事官室へ提出→内閣法制局へ送付
12月末 予算案閣議決定→提出予定法案がほぼ確定
1月上旬 法律案提出時期等調を内閣参事官室へ提出→文書課長等会議・内閣法制局の予備審査が本格化
1月20日頃 通常国会召集・予算案の国会提出
2月上旬 予算関係法案の閣議決定期限
2月末 内閣提出予定法律案・条約要旨調の官報掲載
3月上旬 非予算関係法案の閣議決定期限
4月 予算成立とともに、法案審議の本格化

 

 内閣法制局に所属する参事官は、通常国会の会期直前から会期中の前半1月から3月に、100本前後の法案を審査することになります。この時期は、日曜日や休日を返上して、約16時間半職場にいることもざらという話になります。忙しい時には睡眠三時間、暇なときは仕事が三時間、予算編成時の大蔵省、現財務省主計局に酷似しているといえます。

 

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