民族及び国家の危難を除去するための法律

 

ナチス・ドイツ国旗

一九三三年三月二四日

 

 ドイツ連邦国議会は、以下の法律を議決した。この法律は、憲法改正立法の要件を満たしたことが確認された後、ドイツ連邦国参議院の同意を得て、ここに公布する。

 

(ドイツ連邦国政府の法律制定権)
第一条 ドイツ連邦国の法律は、ドイツ連邦国憲法に定める手続によるのほか、ドイツ連邦国政府によってもこれを議決することができる。ドイツ連邦国憲法第八十五条第二項及び第八十七条に掲げられた法律についても同様とする。

 

(政府制定法律の憲法に対する優位)
第二条 ドイツ連邦国政府の議決した法律は、ドイツ連邦国議会及びドイツ連邦国参議院の制度それ自体を対象としない限り、ドイツ連邦国憲法に違反することができる。ドイツ連邦国大統領の権利は、これにより影響を受けない。

 

(政府制定法律の公布・施行等)
第三条 ドイツ連邦国政府が議決したドイツ連邦国の法律は、ドイツ連邦国総理大臣が認証し、ドイツ連邦国官報をもって公布する。他に別段の定めのない限り、このドイツ連邦国法律は、公布の日の翌日から施行する。ドイツ連邦国憲法第六十八条から第七十七条までの規定は、ドイツ連邦国政府の議決する法律には適用しない。

 

(条約の締結)
第四条 ドイツ連邦国が外国と締結する条約であって立法の対象に関するものは、立法参与機関の同意を要しない。かかる条約を実施するため必要な法規は、ドイツ連邦国政府がこれを制定する。

 

(本法の施行・有効期間等)
第五条 本法はその公布の日よりこれを施行する。

 

ベルリンにて一九三三年二月二八日
ドイツ連邦国大統領 フォン・ヒンデンブルク
ドイツ連邦国首相 アドルフ・ヒトラー
ドイツ連邦国内務相 フリック
ドイツ連邦国法務相 ギュルトナー


 
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昭和12年学会


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