憲法義解〜第五十条

第五十条 両議院は臣民より呈出する請願書を受くることを得
(両議院は、臣民より提出された請願書を受理することが出来る)

 

 

 

 

口語訳

臣民は至尊に請願し又は行政官宮衛に請願し議院に請願すること総てその意に随うことを得。
その議院に在りては各人の請願を受けて之を審査し、或いは単に之を政府に紹介し、或いは之に意見書を附して政府の報告を求めることを得。
ただし、議院は必ずしも請願を議定するの義務あることなく、政府は必ずしも請願を許可するの義務あることなし。
若し夫れ請願の立法に係る者は請願を以て直に提出法律案の動議と為すべからずと言えども、議院はその請願の主旨に依り通常動議の方法に従うことを得べし。

 

 

現代語訳

臣民は、至尊たる天皇に請願し、または行政官庁や議院に請願することは、すべてその意に従うことができる。
議院においては、各人の請願を受けてこれを審査し、単に政府に紹介することも、意見書を付して政府に報告を求めることもできる。
ただし、議院は必ずしも請願を議定する義務があるわけではなく、政府は必ずしも請願を許可する義務があるわけでもない。
もし、請願が立法に関わる場合は、請願で直ちに提出法律案の動議とすることはできないといっても、議員はその請願の主旨により通常動議の方法に従って法律案を提出することができる。

 
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昭和12年学会
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