憲法義解〜第六十八条

第六十八条 特別の須要に因り政府は予め年限を定め継続費として帝国議会の協賛を求むることを得
(特別の必要があるときは、政府は予め年限を定めて、継続費として帝国議会の協賛を求めることが出来る)

 

 

 

 

口語訳

歳費は毎年に議定するを以て常とする。
蓋し、国家の務は活動変遷して一定の縄尺を以て概律すべからず。
故に、国家の費用は亦、前年を以て後年に推行すべからず。
但し、本条特別の須要ある場合に対し、例外を設けるは陸海軍費の一部又は工事製造の類、数年を期し、其の成功を見るべき者、議会の協賛を以て数年に亘るの年限を定めることを得るなり。

 

 

現代語訳

歳費は毎年に審議して定めることを常とする。
思うに、国家の務めは活動が変化するものであって、杓子定規で律してはならない。
ゆえに国家の費用はまた、前年のものを次の年に繰り越してはならない。
ただし、本条は特別に必要がある場合に対して例外を設けるのは、陸海軍費の一部や工事製造のように、数年を期して成功を見るべきものについては、議会の協賛によって数年にわたる年限を定める事が出来るのである。

 
この記事はお役に立ちましたでしょうか。
この記事が誰かの役に立ちそうだと感じて頂けましたら、下のボタンから共有をお願い致します。

    このエントリーをはてなブックマークに追加  

昭和12年学会
ページの先頭へ戻る