憲法義解〜第十二条

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憲法義解〜第十二条

第十二条 天皇は陸海軍の編制及常備兵額を定む
(天皇は、陸海軍の編成及び予算を定める)

 

 

 

 

口語訳

恭て按ずるに、本条は陸海軍の編制及常備兵額もまた天皇の親裁する所なることを示す。
これ固より責任大臣の輔翼によるといえども、また帷幄の軍令と均く、至尊の大権に属すべくして、而して議会の干渉を須(ま)たざるべきなり。
いわゆる編制の大権は、これを細言すれば、軍隊艦隊の編制及管区方面より兵器の備用、給与、軍人の教育、検閲、紀律、礼式、服制、衛戍、城塞、及海防、守港並に出師準備の類、皆その中に在るなり。常備兵額を定むと謂ふときは毎年の微員を定むること亦その中に在るなり。

 

 

現代語訳

恭んで考えるには、本条は陸海軍の編成及び常備兵額もまた天皇が自ら裁定するところであることを示している。
これは、元来責任大臣の補佐によるものであるが、帷幄の軍令と同じく至尊たる天皇大権に属すべきであり、そうして議会の干渉を受けてはならないものである。
いわゆる編成大権は、細かく言えば、軍隊や艦隊の編成及び管区や方面においての兵器の備用、給与、軍人の教育、検閲、紀律、礼式、服制、駐屯、城塞及び海防、港湾の防衛、並びに出動準備などが、大権に含まれる。「常備兵額を定む」というときは、毎年の徴兵人員を定めることもまた、その中に含まれる。

 
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