憲法義解〜第二十四条

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憲法義解〜第二十四条〜

第二十四条 日本臣民は法律に定めたる裁判官の裁判を受くるの権を奪はるることなし
(日本臣民は、法律に定められた裁判官の裁判を受ける権利を奪われることはない)

 

 

 

 

口語訳

本条また各人の権利を保護する為の要件たり。
法律により構成設置するところの裁判官は威権の牽制を受けずして両造の間に衡平を持し、臣民はその孤弱貧賎に拘らず、勢家権門(せいかけんもん、権勢のある門閥や家柄)と曲直を訟廷に争い、検断の官吏に対し情状を弁護することを得べし。
故に憲法は法律に定めたる正当なる裁判官の外に特に臨時の裁判所又は委員を設けて、もって裁判の権限を侵犯し、各人の為にその権利を奪うことを許さず。
而して各人は独立の裁判所に依頼してもって司直の父とすることを得べし。

 

 

現代語訳

本条はまた、各人の権利を保護するための要件である。
法律により構成、設置された裁判官は、政治権力の牽制を受けず、原告と被告との間に衡平を維持し、臣民はその社会的弱者で資産がなくても、権勢のある者と正しいか不正かを法廷で争い、検察官に対して情状を弁護することができる。
ゆえに憲法は法律に定めた正当な裁判官以外に臨時の裁判所または委員を設けて、裁判官の権限を侵害し、各人の裁判を受ける権利を奪うことは許さない。
そうして、各人は独立の裁判所に依頼して、司直の父とすることができる。

 
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