憲法義解〜第五十三条

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憲法義解〜第五十三条

第五十三条 両議院の議員は現行犯罪又は内乱外患に関する罪を除く外会期中其の院の許諾なくして逮捕せらるることなし
(両議院の議員は、現行犯又は内乱外患にかかわる罪を除くほか、会期中にその議院の許諾なく逮捕されることはない)

 

 

 

 

口語訳

両議院は立法の大事を参賛す。
故に、会期の間、議院に与えるに例外特権を以てし、議院をして不覇の体面を有ち、其の重要の職務を尽すことを得せしめんとする。
若し夫れ、現行犯罪又は内乱外患に係るの罪に至っては議院の特典の庇護する所に非ざるなり。
会期中とは召集の後、弊会の前を謂う。
非現行犯及び普通の罪犯は議院に通牒し、其の許諾を得て後に之を逮捕し、其の現行犯及び内乱外患に係る罪犯は先ず逮捕して後に議院に通知すべきなり。

 

 

現代語訳

両院は立法の大事に参与する。
ゆえに会期中は議員に例外の特権を与え、議員に独立の体面を保たせ、その重要な職務を尽くすことができるようにする。
もし、現行犯や内乱外患に関わる罪であれば、議院の特権によって守られるところではない。
「会期中」とは、召集後から閉会前までをいう。
現行犯でないものや一般の犯罪は、議院に通知し、その許諾を得てから逮捕し、現行犯や内乱外患に関わる犯罪はまず逮捕してから議院に通知すべきである。

 
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