皇室典範義解〜第三十条

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皇室典範義解〜第三十条

第三十条 皇族と称ふるは太皇太后皇太后皇后皇太子皇太子妃皇太孫皇太孫妃親王親王妃内親王王王妃女王を謂ふ
(皇族と称するのは、太皇太后、皇太后、皇后、皇太子、皇太子妃、皇太孫、皇太孫妃、親王、親王妃、内親王、王、王妃及び女王をいう)

 

 

口語訳

恭て按ずるに、太皇太后、皇太后は令義解に「謂天子の祖母登后位者為太皇太后謂天子の母登后位者為皇太后」と云えり。
続日本紀に「天平應眞仁正皇太后(てんぴょうおうしんにんしょうこうたいごう)、聖武皇帝儲弐之日、納以為妃」とあり。
是れ古は皇太子の正配を称えて妃と謂いしなり(御息所の称は延喜以後の物語に見ゆ。蓋し、俗称にして典例に非ざるなり)。
又、日本書紀に大津皇子妃、皇女山辺の文あり(持統紀)。
是れ凡そ皇子の正配亦妃と称えしなり。

 

皇族とは凡そ皇胤の男子及び其の正配及び皇胤の女子を謂う。
凡そ皇族の男子は皆皇位継承の権利を有する者なり。
故に中世以来「空費府庫」を以て姓を賜い、臣籍に列するの例は本条の取らざる所なり。
皇女にして異姓の臣籍に嫁したる者は其の夫の身分に従う。
故に、本条に内親王女王と謂えるは未だ嫁せざるの女王を指すこと知るべきなり。

 

太皇太后、皇太后の序列は大宝令に依り、尊属の序次に従うなり。

 
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