皇室典範義解〜第四十二条

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皇室典範義解〜第四十二条

第四十二条 皇族は養子を為すことを得す
(皇族は、養子を取る事が出来ない)

 

 

口語訳

恭て按ずるに、皇族養子、猶子の習いあるは、蓋し、嵯峨天皇の皇子源定(みなもとのさだむ)を淳和天皇の子とし(時の人、定に二父母ありと云えり〉、源融(みなもとのとおる)仁明天皇の子とせられたるに始まる。
而して、末だ養子、猶子の称えはあらず。
皇族の支孫にして天皇の養子となれるは、融の孫是茂(さだしげ)を光孝天皇の養子とせられたるに始まる。
猶子の称は神皇正統記に「亀山院天皇姪煕仁を猶子にして東宮にすえたまう」とあり。
及び職原鈔に「忠房親王為後宇多院御猶子」とあるを始とする。
猶子とは蓋し、皇子に準するの義なり(大日本史に「清仁親王与弟昭登等並帝〈花山帝)薙髪後所生也帝最愛清仁託左大臣道長請以皇子準冷泉上皇諸子勅以清仁為第五子昭登第六子並為親王」)。
凡そ此れ皆中世以来の沿習にして古の典例に非ざるなり。
本条は独り異姓に於けるのみならず、皇族互に男女の養子を為すことを禁ずるは宗系紊乱の門を塞ぐなり。
其の皇猶子の事に及ぼざるは皇養子と同例なればなり。

 
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