『ドイツ、クーデター計画容疑で25人逮捕 議事堂襲撃を画策と』令和4(2022)12月7日 BBC

ミュンヘン

要点

ドイツ連邦検察は、政府転覆を図ったとして、25人を逮捕したと発表した。

 

貴族ロイス家の末裔である「ハインリヒ13世」と呼ばれる71歳男性が、クーデター計画の中心で主犯格2人の1人であり、その他極右関係者、元軍人、ロシア人女性、陰謀論「Qアノン」の信奉者などで構成される。

 

クーデター計画は、ドイツ警察監視対象の極右勢力「ライヒスビュルガー(帝国の住民)」運動の関係者が含まれている。

 

「ライヒスビュルガー」は、現在のドイツ連邦共和国を転覆させ、1871年のドイツ帝国に模した新国家「第二帝国」を樹立しようとしていたという。

 

ドイツのマルコ・ブシュマン司法相はツイッターで、「大規模な対テロ作戦が今朝から実施されている」と書き、「連邦検察官が、ライヒスビュルガー勢力によるテロ計画を捜査している」、「憲政機関への攻撃が計画されていた疑いがある」と明らかにした。

 

日考塾の意見

現在のドイツは、ナチスドイツを誕生させた経験があることから、「自由で民主的な基本秩序」の侵害や除去する勢力について、違憲としています。また政党において、目的としたり支持者などがいたりした場合、政党の税制上の優遇措置などが失われます。

 

つまり自由と民主主義を基本に置いており、民主主義を否定する多数決も否定します。これを「戦う民主主義」と読んでいます。結果、暴力を伴う組織である「ナチス」や「共産党」は憲法上認められない政党となりました。

 

ライヒスビュルガーは、暴力的にドイツ秩序の転覆を図ろうと計画した危険な団体として認定され逮捕されたことになります。

 

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令和5(2023)年1月1日公開